オランダと日本の間で友好関係などがあった経緯はまったくありません。
オランダは長崎を出先の交易港として利用していただけにすぎません。先方に国際親善の意図があったように錯覚する根拠もなにもありません。
どちらかと言えば、第二次世界大戦でオランダ兵が南方で日本軍の捕虜になった屈辱をいまだに根にもっているオランダ人がまだ大勢います。
南アフリカ・インドネシアでの「やりくち」を振り返ってみれば分かる通り、オランダ人が白人以外の民族を対等に、いや人道的にさえ、扱ったためしは今までに一度もありません。
そこらへんをよく考えてみると、「ハウステンボス」とやらの見せ物は、いくら「人寄せ」のためのものであるにせよ悲しいまでに意味のないものです。
オランダで「日本村」を村おこしの核に使う素っ頓狂な企画が出てくるか、というと、まずそんなことはこの先千年たってもありっこない、と断言できます。
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